「嫌われる勇気」を通じて学んだこと(課題の分離)

学ぶ

前回に引き続き、嫌われる勇気から学んだことの備忘録となります。

これは「怒りの感情をコントロール」するために併せて理解しておくとより理解が深まると感じたことです。

■課題の分離

課題の分離とはなにか問題が発生した際に、その問題は誰の課題なのかを考えることです。

これを親子関係に当てはめると

例えばこどもが「宿題」という課題をやるのか?やらないのか?

その問題は本来子どもが解決するべき問題であり、親が代わりにやるものではないという

仮に親が子供に宿題をやりなさいと命じるのは他社の課題に対して土足で踏み込むようなもの

とまで書かれています。

これにより、衝突は避けることはできなので、問題が発生した際には「これは誰の課題なのか?」

という視点から、自分の課題と他者の課題を分離していく必要があるとのことです。

■分離の方法

分離というのは「他者の課題に踏み込まない」ということです。

自分の子供であったとしてもそれが本人の課題であればそこに踏み込まない。

ちなみに誰の課題であるかを見分ける方法は

「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考えることです。

少しドライに感じるかもしれませんがこの考えは怒りを抑える方法としても有効に感じました。

あなたのためを思って怒っているようなつもりでも実際は自分のこうさせたいという

支配欲や世間体、見栄なのかもしれません。

それは相手のためではなく、自分のためであったと理解できると課題の分離という行為が

スッと受け入れられると思います。

逆にいやいや、この注意は絶対に相手のためになると妄信?してしまうような方だと

課題の分離という考え方を簡単に受け入れることは難しいでしょう。

なにか相手を変えようとする度に何度も何度も自問自答し

「この投げかけは本当に相手のことを考えて言っているのか?」と考えることで

課題の分離を自分の中で消化していけるようになるはずです。

■分離後のアプローチ

分離したあとは放っておけばよいのかというとそうではありません。

こどもが何をしているのかを知ったうえで「見守る」ことです。

基本のスタンスは見守りを行い、助けを求められた際は快く応じることです。

実践してみて重要だと感じた点は、見守るための余白・余裕時間をどれだけ大人として

確保できるかどうかが成功のカギであると感じました。

日々、時間に追われて生活している私たちはスケジュールをこなすために

つい「はやく○○しなさい」とこどもへ行動を強制してしまうことがあります。

時限的な縛りによる怒り(早くしなさい)は可能な限り減らし、心理的な余裕を

作り出したうえで対応するとよいです。

「そんな時間は作れない」、「そんな余裕はない」という声もあるとは思いますが、そこを頑張って

乗り越えることで相手との良い関係を築くきっかけになるのではないでしょうか?

■課題の分離のまとめ

人間の意志はとても弱いものなので仕組み化をしなければ継続することはできません。

もう怒らないぞと強く心に誓ってもイラッとすることがあると衝動的に怒ってしまうこと

なんていくらでもあるのではないでしょうか?

そこを仕組みの力で超えていくためにまず以下の行動パターンを組みます。

課題の分離を行う → 見守るための仕組みを作る → 見守る 

上手くいかなければ上手くいかなかった原因はパターンのどこの部分なのかを確認し

都度修正していくことで自分自身の課題の分離の精度は高まっていきます。

最後に自分を変えることはできるのは自分しかいません。

課題の分離を理解し、自分の人生をより生きやすくしていきましょう。

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