前回の記事で多くの戸建て住宅は長期的な目線でみると「資産」になりえるものは少なく、
基本的には「消耗品」であるとお伝えしました。
それでもなお、戸建て住宅を求める選択・覚悟をされた方は
自己実現や人生を楽しむ手段として思いっきり有効に活用する方法へシフトしていきましょう。
では夢を実現し、資産の低減を最小限にとどめ満足度が高い住宅を手に入れるまでの
最適な選択肢を選ぶための考え方について述べます。
戸建て住宅の中で一番最初の選択として「建売住宅」と「注文住宅」があります。
私がこの2点において感じる最も大きな差は「価格」です。
私は「建売住宅を専門とするハウスメーカー」も「注文住宅のみの建設会社」も両方従事経験がありますが
内情を伝えると工事原価が全く違います。
建売住宅はスケールメリットを最大限に活用し、全ての単価が注文と比較にならない程
安価に押さえられています。
それがそのまま販売価格に反映されているので土地が安価に抑えられる場所なら
「土地+建売住宅上物」 = 「注文住宅上物」 なんていう式が成り立ってしまうところもあります。
土地分の費用がまるまる浮くようなイメージです。
土地代は地域や広さによりますが通常30坪程度の家を建てるのであれば
土地の価格は1000万円代後半~2000万円代後半あたりが中央値という印象です。
このとてつもない金額の差が「建売住宅」と「注文住宅」の選択時点で発生してしまいます。
①自分が住宅で実現したいことは本当に注文住宅でなければできないのか?
②できなかったとしても土地代差額分(1000万円代後半~2000万円代後半)以下で
実現する別の方法はないのか?
この2点について家庭内で突き詰めた上で「注文住宅」を選択された方が
家を建てるにあたり後々に決めていく様々な事柄について
個々の判断のブレが少なくなることと、実は建売住宅でも良かったかな~?
なんて後から後悔することも避けられますので是非検討してみてください。
以上、ありがとうございました。
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