住まいは資産?消耗品?(資産形成の位置付け)

住まい

住まいの形態として「持ち家」「賃貸」どちらが良いかという論争は絶えずありますが

私は既に戸建て住宅を購入していますので「持ち家」を選択した考え方について述べます。

人生の中で多くの人が最高額の買い物となるマイホームですが

「持ち家」を買うきっかけや達成したい目的は

家賃を払うのがもったいない、今の住まいが手狭になった
賃貸では達成できないことがあるなど様々です。

私の場合は仕事が建築関係の職業であり、この業界に入るきっかけとなったのも
自邸を建てたいという思いがあったからです。

住宅の設計や施工、営業に関わりつつも自分で住んだことがないものを
勧めても説得力がないですし、住まないと気づかない部分もあるので
実験的な要素も含めて自宅を建てました。

結果、色々な気づきや賃貸とは別の価値を多く見つけることができました。

この点については別の機会に述べたいと思います。

では、「持ち家」「資産」になり得るのかという点についてです

新築住宅の資産価値は買った瞬間に市場的な価値は下がります。

経年により消耗されていくにつれて上物の価値はどんどん下がります。

なので、日本の住宅は基本的に経年劣化により、家の価値は0に近づき
「資産」としての価値は土地のみとなっていくのが一般的です。

例外として人気エリアの駅前などで交通の便が良いマンション等は
年数が経っても価格が下がらない又は価格が上がることもありますね。

私が住んでいる地域も栄えている駅で駅直結タイプのマンションは価格は上昇傾向にあります。

私の自宅は駅から遠い場所に建てたので価値が上がるような場所ではありません。
今はまだ建築後2年なので上物の価値が残っていますが
残念ながら長期的な意味では「資産」としては見なせないでしょう。

よって、戸建て住宅を建てる方は持ち家という「高額な消耗品」
買うんだという意識を持つと良いかもしれません。

それにより、冷静に住宅を買う理由を自分の中で
整理するきっかけとなるのではないでしょうか?

①持ち家を資産としてみなしたいのか?

・みなしたいのであればそれは長期的な目線で価値が落ちない条件が備わっているのか?

・備わっていないのであれば消耗品として見直すことが必要(資産形成に悪影響)

持ち家を消耗品としてみなす理解があるのか?

・消耗品として利用するのに妥当な価格であるのか?

・戸建て住宅の購入以外で実現する方法はないのか?

・資産形成のスピードを落としてでも持ち家を購入する必要があるのか?

上記を踏まえたうえでなお、「持ち家」を必要とするのであれば

人生を豊かに過ごすために必要な道具の一つとして「持ち家」を購入しましょう

その選択をされた方たちにより良い住宅が建てられるような

アイディア・知識を提供できればと思います。

以上、ありがとうございました。

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